祝詞奏上のほか、日本神話や 神道の歴史 など祝詞言靈の理解を深めるための背景知識を 解説しています。「祝詞奏上」は 運気の調律・心身の浄化 を助け、「解説講座」が 御神縁をより深める手助けになれば幸いです。日々諸々のご厚情に 謹んで 御礼申し上げます。[※ メンバー様 各位へ] ご支援ご奉賛への謝意 返礼を込めて、コミュニティ投稿欄にて神社/神道に関する小話 画像など記しています。適宜ご覧下さい。
神秘の力を考える【オトダマ コトダマ】
皆様 こんにちは。今回の小話は「いつく島」について。全国に約500社ある厳島神社の総本社は、宮島(広島県)の「嚴島神社」です。宮島(みやじま)は 通称であり、国土地理院は元の"厳島"表記をしていますが、古文書では 伊都岐島 (いつきしま) と記されていました。「神を斎き祀る島=斎き島(いつきしま)」である宮島は、原始の巨石群・原始林の息吹 を今に残しています。嚴島神社の主祭神が「宗像三女神」なのは有名ですが、境内の 客(まろうど)神社 では 天照大御神の皇子5柱を 同格でお祀りしています(神事では客神社が先祭)。つまり 嚴島神社は 大御神の八王子(うち三皇女)全員を等しくお祀りする神域なのですね。この嚴島神社が1996年に世界遺産となって以降、人間国宝"友枝昭世"師の一門が能舞台で奉納する「厳島観月能」。本年も観能しましたが、記念すべき30周年の演目(10月7日)は 世阿弥の『清経/きよつね』でした。平清経は 平清盛の孫。1183年 平家は都を追われ、もはや滅亡を避けられない…と清経は海に身投げしますが、修羅道に墜ち 苦しみます。しかし 最期は南無阿弥陀仏の功徳によって成仏する…という流れです。「観月能」といっても当日は 満月どころか二十六夜(月齢26)。演目上 "欠けた月が海に沈む"日時をあえて選び、舞とともに 潮が満ちて海面の光が揺らいでいく 自然の織り成す舞台演出。嚴島神社は平清盛が篤く崇敬して以降、平家一門の氏神でした。源平合戦で散っていった平家の英霊を弔う点でも、嚴島神社での『清経』の舞は 格別の意味があります。嚴島では神事に際して「舞楽」も奉納されますが(10/15 菊花祭など)、能楽・舞楽に興味がない方もおられると思いますので長話は控えます。ともあれ 彌山(みせん)の高みにある奥宮や奥ノ院も参拝し、皆様各位の御心と共に 畏み謹んで御礼申し上げた次第です。ちなみに 宮島沿岸には 宗像三女神だけでなく住吉三神・海神(わたつみ)三神が各所で祀られ「七浦神社」と総称されます。浦浜で「海を守護する神域」は 観光ルートではなく 遭難/漂流の危険もあるため安易にお勧めできませんが、非常に美しい聖地です。ご神影など 折を見てまたご紹介したいと思います。今回のご神影は【① 祓殿(祓戸大神)の光 と ② 本殿側からみた大鳥居 】さて 次回の更新は10月23日(予定)で「猫神」についてお話しします。なぜ古神道で 猫は 神とされなかったのか?干支(えと)に猫が入らない背景など、教養としても参考になれば幸いです。10月後半も 実り多き日々をお過ごし下さいますように。いつも有難うございます。
2 weeks ago | [YT] | 38
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神秘の力を考える【オトダマ コトダマ】
皆様 こんにちは。今回の小話は「いつく島」について。全国に約500社ある厳島神社の総本社は、宮島(広島県)の「嚴島神社」です。
宮島(みやじま)は 通称であり、国土地理院は元の"厳島"表記をしていますが、古文書では 伊都岐島 (いつきしま) と記されていました。「神を斎き祀る島=斎き島(いつきしま)」である宮島は、原始の巨石群・原始林の息吹 を今に残しています。
嚴島神社の主祭神が「宗像三女神」なのは有名ですが、境内の 客(まろうど)神社 では 天照大御神の皇子5柱を 同格でお祀りしています(神事では客神社が先祭)。つまり 嚴島神社は 大御神の八王子(うち三皇女)全員を等しくお祀りする神域なのですね。
この嚴島神社が1996年に世界遺産となって以降、人間国宝"友枝昭世"師の一門が能舞台で奉納する「厳島観月能」。本年も観能しましたが、記念すべき30周年の演目(10月7日)は 世阿弥の『清経/きよつね』でした。
平清経は 平清盛の孫。1183年 平家は都を追われ、もはや滅亡を避けられない…と清経は海に身投げしますが、修羅道に墜ち 苦しみます。しかし 最期は南無阿弥陀仏の功徳によって成仏する…という流れです。
「観月能」といっても当日は 満月どころか二十六夜(月齢26)。演目上 "欠けた月が海に沈む"日時をあえて選び、舞とともに 潮が満ちて海面の光が揺らいでいく 自然の織り成す舞台演出。嚴島神社は平清盛が篤く崇敬して以降、平家一門の氏神でした。源平合戦で散っていった平家の英霊を弔う点でも、嚴島神社での『清経』の舞は 格別の意味があります。
嚴島では神事に際して「舞楽」も奉納されますが(10/15 菊花祭など)、能楽・舞楽に興味がない方もおられると思いますので長話は控えます。ともあれ 彌山(みせん)の高みにある奥宮や奥ノ院も参拝し、皆様各位の御心と共に 畏み謹んで御礼申し上げた次第です。
ちなみに 宮島沿岸には 宗像三女神だけでなく住吉三神・海神(わたつみ)三神が各所で祀られ「七浦神社」と総称されます。浦浜で「海を守護する神域」は 観光ルートではなく 遭難/漂流の危険もあるため安易にお勧めできませんが、非常に美しい聖地です。ご神影など 折を見てまたご紹介したいと思います。
今回のご神影は【① 祓殿(祓戸大神)の光 と ② 本殿側からみた大鳥居 】
さて 次回の更新は10月23日(予定)で「猫神」についてお話しします。なぜ古神道で 猫は 神とされなかったのか?干支(えと)に猫が入らない背景など、教養としても参考になれば幸いです。
10月後半も 実り多き日々をお過ごし下さいますように。いつも有難うございます。
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